いい読み物と一緒なら、味気ない通勤時間が極上のひと時に。故・杉浦日名子たんの「ごくらくちんみ」は思わず乗り過ごしそうになる一冊。全国各地の珍味217品をちょっとした物語とともに食す。酒飲みにはたまらない。久しぶりに読書の楽しみを思い出させてくれた。